書くことは、楽しい(森川かりん)/第52期児童文学学校

講座ブログ

第52期の日本児童文学学校を受講していました、森川かりんです。

このたび、受講中に取り組んだ作品で、第5回フレーベル館ものがたり新人賞の優秀賞をいただくことができました。
子育てをきっかけに絵本の制作を始め、ありがたいことに活動を始めてすぐに絵本テキスト大賞の優秀賞をいただく機会があり、絵本と紙芝居を一冊ずつ出版することもできました。でも、その後の創作活動は低空飛行……。自分が成長できているのかわからない、もどかしい時期が続いていました。
そんな中、子どもが大きくなり、長編の物語を読むようになってきたことで、私自身も「もっと長い文章を書いてみたい」と思うようになりました。これまで短いテキストしか書いたことがなく、原稿用紙の使い方すら分からない状態でしたので、まず講座を受けてみよう、くらいの軽い気持ちでのスタートでした。
ですが、講座で先生方から「作品の書き方」だけでなく、「書く楽しみ」もたくさん教えていただいたおかげで、「うまく書けなくてもいいから、早く自分でも挑戦してみたい!」という気持ちがぐんぐんわいてきたのです。
実際に作品に取り組み始めたのは、公募の締め切りの三週間前。初心者が三週間で70ページの原稿を埋めるのは容易ではなく、最後の一週間はほぼ徹夜のような日々でした。それでも、試行錯誤しながらプロットを練り、夢中で原稿用紙を埋めていく感覚はとても刺激的で楽しく、先生方の言葉通り、「書くことの楽しさ」を心から実感することができました。
今は、もっともっと作品を書いてみたい!という気持ちでいっぱいです。
ご指導いただいた先生方、そして一緒に学んだ同期のみなさん、本当にありがとうございました!

 

(森川さん、おめでとうございます! 「フレーベル館ものがたり新人賞」の発表記事はこちらです。 by事業部)