自己紹介とオーザーの展覧会 大橋珠美

国際部

昨年より国際部にて活動しております大橋珠美です。60歳になる年に白百合女子大学大学院文学研究科児童文学専攻に入学、その際の修士論文でお世話になりました縁で児文協に入会しました。大学院に入学したのは、ユーモアについて研究したかったからです。では、どうしてユーモアについて研究したかったか。その原点は、子育てがカオス状態の時期に出合ったエーリッヒ・オーザーのコマ漫画『おとうさんとぼく』と、オーザーの親友だったエーリッヒ・ケストナーの『エーミールと探偵たち』『点子ちゃんとアントン』『飛ぶ教室』にあります。2人のエーリッヒはナチス台頭期のドイツで、ユーモアあふれる作品によって人々を勇気づけました。ユーモアは戦争を止めることはできないけれど、疲弊した人々の心を励ます力を持っているのです。

児童文学は人権文学。人間、いえもっと広く、大切なものを大切に思う文学だと思っています。今年は6月から銀座の書店「教文館ナルニア国」で、オーザーの展覧会が催されます。資料提供などで協力しましたので、ぜひお立ち寄りください。