小手鞠るいさんの新刊『イズミ』のご紹介
最新刊の『イズミ』は『ある晴れた夏の朝』の編集者と組んで書きました。
「原爆投下の是非を問う」というテーマをわたしにぶっつけてきた彼は、
今度は「第一次世界大戦を描いて欲しい」と言って、わたしを驚かせて
くれました。アジア・太平洋戦争を描いた児童文学は数多く存在しますが、
第一次世界大戦は、これまであまり描かれてこなかったような気がします。
『イズミ』は、従軍看護師としてパリの戦場の最前線を経験した日本人女性
の物語です。戦争とは何か?戦争で戦う、とはどういうことなのか?に
まっこうから取り組んだ作品。ぜひご一読くださいませ。〈小手鞠るい〉