日本児童文学 2026年11・12月号
翻訳家の仕事/詩が生まれるとき
詳細
特集1
翻訳家の仕事
子どもの頃に読んだ海外の児童書。その中の一文がいつまでも心に残り、その後の人生のふとした瞬間に思い浮かぶことがあります。
それは原書の魅力を伝えてくれた翻訳のおかげでもあるのですが、では今、児童書の翻訳に携わっている方々はどのような経緯で翻訳家という仕事に出会ったのでしょうか。
言葉や文化の違いをこえて子ども読者に伝えるために必要な児童書ならでは工夫は?
イチ推し作品やその地域を紹介していただきながら、苦労話や将来への展望も伺いました。
特集2 詩が生まれるとき
詩は、内面から湧き上がる感情や思考、そして日々の出来事によって形づくられます。
本特集では、詩が生まれる背景や過程に光をあて、私たちの日常と深く結びついていることを探ります。
詩を難解なものと捉えるのではなく、身近な表現として感じてみてください。
目次紹介
日本児童文学2026年11・12月号 ―もくじ―
《短編》「となりの優美さん意訳する」…… 林けんじろう 6
《掌編》「黄鶴楼にて君を送る」…… やまとそら 12
特集1 翻訳家の仕事
【座談会】翻訳家のフリートーク ――四つの質問に答えて
…… 三辺律子×河野万里子×野坂悦子 16
《エッセイ》翻訳は推し活でもある …… 横山和江 26
《エッセイ》訳した本が自分を作る …… 原田 勝 30
《エッセイ》後から来る人への手紙 …… 原口昇平 34
《翻訳家のこの一作》頭のなかで、物語が動き出す …… 木本 栄 38
《翻訳家のこの一作》この世を動かしているのは“ウソ”?
韓国児童文学『ウソ学校』へようこそ …… 呉華順 40
《翻訳家のこの一作》始まりはまず、原書との出会い …… 樋口範子 42
《翻訳家のこの一作》まえがきのこと …… 愛甲恵子 44
特集2 詩が生まれるとき
【インタビュー・詩人はたちよしこさんに聞く】
日常の中で 一瞬、心に触れる詩の言葉 …… はたちよしこ 聞き手・海沼松世 48
《詩とエッセイ》わたしの一篇――
・「こんなふうに空ばっかり」/「空が、母と私をつないでくれる」…… 石津ちひろ 54
・「おとうとをまもりたい」/「不機嫌な幼童神に導かれて」…… いとうゆうこ 56
・「初夏」/「見慣れた風景から、ある日」…… 菊永 謙 58
・「うれしいうた」/「光る言葉・おもしろい言葉を探して」…… 小泉周二 60
・「父」/「詩の背景」…… たかはしけいこ 62
・「ひるね」/「ねこねむる」…… 間中ケイ子 64
◎同人誌推薦作品
「おわかれきゅう食」…… 岩渕ともき 66
◉追悼・丘 修三 …… 藤田のぼる 71 福田晴代 73
■連載・エッセイ―「霧の中の児童文学」(最終回)… 杉山亮 74
《絵本時評》…… 佐賀のり子 78
《児童文庫時評》…… 川嶋智美 80
《創作時評》…… ほしの志保、松嶋文乃 82
《同人誌評》…… 黒田志保子、さかねみちこ、森木 林 90
◆第11回「子どものための感動ノンフィクション大賞」発表 100
■連載・エッセイ―「わたしはこうして出版しました」(第六回)
…樺島ざくろ 106
■連載・創作―「和菓子処 福々屋」(最終回)…奈雅月ありす 108
●ブックラック……88 ●子どもの本の情報館……89
●投稿作品賞選評……96 ●次号予告……118
●執筆者プロフィール……119 ●編集後記……120
●表紙絵/山川直人 ●レイアウト/三秀舎