「雪の日にライオンを見に行く」
(志津栄子/ 文 くまおり純 /絵 講談社)
自分のふるさとや居場所と向き合う
ささやかな初雪のものがたり
唯人は何をするにも自信がなく、話すのも苦手。中国残留邦人だった祖父とともに来日した父は、唯人がおさないころに帰国してしまった。
そんな唯人のクラスに転校生の梓がやって来る。クラスになじもうとしない梓に、いつしか唯人は親近感を覚えるようになり……。
第24回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞作品。