協会員が中心に運営している自主的な研究会

 
少年詩・童謡・詩論研究会
 
 児童文学の中で詩は重要なジャンルを占めており、通常「少年詩」と呼ばれています。これに
対して、歌われることを前提とした、あるいは(歌えるような)リズムや韻律を生かした形の詩
は「童謡」と呼ばれます。こうした少年詩や童謡について語り合う場として、協会の研究部が関
わって「少年詩・童謡研究会」が発足しました。一方、そうした少年詩や童謡のありかたについ
て考える「詩論研究会」も一部メンバーが重なりながら発足し、その後二つを統合して現在の「少
年詩・童謡・詩論研究会」に至っています。
 例会は2ヶ月に1回、原則として奇数月の第3日曜日午後に、協会事務局で行われます。近刊
の詩集・童謡集をテキストとした合評、作品を持ち寄っての合評、またテーマを定めての意見交
換などを行っていますが、講師を招いてお話をうかがう会もあります。また、これまでメンバー
の作品を学年別に編集して、詩のアンソロジーを自主発行するなども行なってきました。
 現在も、協会研究部傘下の研究会という位置づけなので、連絡先は協会事務局になります。
 
児童文学評論研究会
 
 協会が主催した評論・研究講座などを起点にして、1970年代に発足し、現在に至っています。
内外の児童文学を評論の立場から検証していくことと、書かれた作品としての評論自体の検討と
いう二つの地点から、例会を重ねてきました。例会は、2年程度に1回、テーマ(シリーズ)
を定めて行なっており、例えば近年では「ゼロ年代(以降)を読む」「現代児童文学の「裏側」」
などのテーマが設定されています。これまで、研究会編で評論アンソロジー『児童文学批評・事
始め』(てらいんく)を発行しています。
 例会は原則として毎月の最終土曜日午後2時から、協会事務局にて。会場の都合で日程が変更
の場合もあります。連絡先は、西山利佳(ファックス 0493-54-7947)。
 
ファンタジー研究会
 
 協会研究部が主催した研究会が出発点となり、1980年代に自主的な研究会として発足しました。
テキストとレポーターを定め、ファンタジーの魅力やありかたについて語り合います。テキスト
に取り上げるのは、外国の作品が比較的多くなりますが、日本のファンタジー作品も随時取り上
げています。また、狭い意味での「児童文学」にとらわれず、広い視野で対象作品を選定してい
ます。これまで、研究会編で、会員の分担執筆による『魔法のファンタジー』(てらいんく)を刊
行しました。
 例会は、毎月(8月を除く)の第2月曜日(祭日の場合は、第3月曜日)の午後6時半から、
協会事務局にて行われます。連絡先は、きどのりこ(℡ 042-336-4201)。
 
 
 
一般社団法人 日本児童文学者協会

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