大正7(1918)年に、鈴木三重吉によって創刊された童話・童謡雑誌『赤い鳥』が創刊100年を迎えます。
創刊号には芥川龍之介の「蜘蛛の糸」が、また昭和7年1月号には新美南吉の「ごん狐」が掲載されるなど、同誌に掲載された多くの童話が今も読み継がれ、また北原白秋を始めとする詩人たちによって毎号を飾った童謡は、長く親しまれてきました。
『赤い鳥』に込められた多くの文学者たちの思いを改めて受けとめようと、同誌掲載作品を対象とした感想文コンクールを実施します。
懐かしい作品、初めて読む作品、多くの方たちが、感想文を書くことを通じて、改めて『赤い鳥』に出会えることを願っています。
このコンクールは、【小学生の部】を日本児童文芸家協会、【中学生以上・一般の部】を当協会が担当し、それぞれの協会の作家、詩人、評論家が選考にあたります。
【小学生の部】に応募される方は、日本児童文芸家協会のサイト(http://www.jidoubungei.jp/)にて対象作品・応募要項をお読みください。
【中学生以上・一般の部】
※中学生以上で、主催団体の会員以外の方。
●対象作品(以下の童話5作品および白秋童謡作品の中から、一点を選んで感想文を書いてください。)
※上記タイトルをクリックしてお読みください。また、「赤い鳥代表作集」(全6巻)「新装版・赤い鳥学年別作品集」(全6巻)などに収録されています。
●字数など
400字詰め原稿用紙3枚から4枚まで(感想文のタイトルと名前を含む)。
パソコンの場合も、20字×20行の原稿用紙設定で。
それとは別に、1枚目に、住所・氏名・年齢または学年(中高生)・電話番号、感想文を書いた作品のタイトルを書いてください。
これを上にして、感想文と一緒に右上の一ヶ所をホッチキスで止めてください。
いずれもA4用紙で。
応募は、一人1点に限ります。
●応募期間と送り先
9月1日から30日までの間に(消印有効)、下記宛にお送りください。
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-38 中島ビル502 日本児童文学者協会・赤い鳥感想文係
(℡ 03-3268-0691 Mail:zb@jibunkyo.or.jp)
●賞と結果発表
【中学生以上・一般の部】の賞は、以下の通りです。
○最優秀賞(1点・図書カード3万円)
○優秀賞(3点・図書カード1万円)
○佳作(10点・図書カード5千円)
最優秀、優秀賞の受賞者には、副賞として「赤い鳥代表作集」(全6巻)を1セット贈呈。
●賞発表
11月中旬頃に、実行委員会各団体のホームページで。
■主催 『赤い鳥』100年記念事業実行委員会(赤い鳥の会・日本国際児童図書評議会・日本児童文学者協会・日本児童文芸家協会)
■協賛 小峰書店・日本図書教材協会・毎日小学生新聞