連続トークイベント 子どもの本のひみつ 第7回
- 児童文学の中の図書館 -
創作の秘密や子どもの本の知られざる魅力・意義について語り合う連続トークイベント、第7回目は「児童文学の中の図書館」がテーマです。児童文学の関係者にとっては、切っても切り離せない図書館ですが、実は、児童文学に限らず、図書館を舞台にしたもの、あるいは図書館が重要な役割を果たす作品は、少なくありません。最近では、映画『ニューヨーク公共図書館』や、中島京子さんの一般文芸書『夢見る帝国図書館』なども話題になりました。
今回は、スペイン、中南米の絵本、児童文学から一般文芸書まで多くの翻訳書をお持ちで、図書館と深くかかわる物語『雨あがりのメデジン』を翻訳された宇野和美さんと、図書館司書としての経験を持ち、公共図書館を舞台に作品を書いている作家池田ゆみるさんのお二人をお招きしてお話を伺います。作品の中で、図書館はどのように描かれてきたのか、また、図書館にまつわる物語から私たちが何を得てきたのか、具体的な作品を通して考えたいと思います。
できれば、以下の本をお読みの上、ご参加ください。
○宇野和美さんの翻訳書
『雨あがりのメデジン』(アルフレッド ゴメス=セルダ作/すずき書店)
『フォスターさんの郵便配達』(エリアセル・カンシーノ作/偕成社)
『太陽と月の大地』(コンチャ・ロペス=ナルバエス作/福音館書店),
○池田ゆみるさんの著書
『坂の上の図書館』『川のむこうの図書館』(いずれも、さ・え・ら書房)
・日時 2020年1月11日(土) 14時~16時 (受付13時半~)
・会場 藤沢市南市民図書館 会議室 (小田急線藤沢駅南口 ODAKYU湘南GATE 6階)
(〒251-8570 神奈川県藤沢市南藤沢21-1 ℡:0466-27-1044)
・トークゲスト 宇野和美 池田ゆみる (司会 濱野京子)
プロフィール
宇野和美
東京外国語大学卒業後、出版社勤務を経て、スペイン語の翻訳に携わる。『ベラスケスの
十字の謎』(徳間書店)、『マルコとパパ』(偕成社)、『おにいちゃんとぼく』(光村教育図書)、
『民主主義は誰のもの』(あかね書房)など、児童書を中心に40点以上の訳書がある。
池田ゆみる
神奈川県出身。『空が燃えた日』が『鬼ヶ島通信』47号で入選。デビュー作『坂の上の図書館』(さ・え・ら書房)が埼玉県推薦図書、ならびに茨城県推薦図書などに選ばれる。日本児童文学者協会、JBBY会員。児童文学同人誌「ももたろう」同人。
・参加費 無料
・定員30名 (要予約 申込み 藤沢市南市民図書館 0466-27-1044)
・共催 日本児童文学者協会 研究部 ・ 藤沢市南市民図書館