「創作ONAYAMIトーク」というタイトルをつけたのは、悩み深く創作活動を行っている、4人のユース担当者でした。
「創作の悩み相談」にしなかった理由はただひとつ。答えなんて簡単に出ないからです。
11月26日 土曜日。
5人の若手会員から出た悩みはこれでした。
「応募をしているが、持ち込みもしたほうがいいのか? そのメリットとデメリットは?」
「社会人の、創作時間の捻出方法は?」
「取材はどうしている? またその謝礼は?」
「キャラクターとストーリー、どちらを先に組み立てる?」
出版経験のある人もない人も、それぞれの思いがあり、悩みがあります。自分の経験談を答えられる人もいるし、みんなで首をひねってしまうこともありました。
「応募で賞を取れば、それが実績になるので応募を中心にしている」
「持ち込みで本を出版した時、編集の方とやり取りしたことが勉強になった」
若手会員の、活気ある発言が眩しいです。
経験豊かなユース担当者の発言にも、興味深いものがありました。
「正直に『出版できるかわからないけれども、取材をさせてほしい』と交渉した」「電話の段階でたくさん断られた」「最初から謝礼を聞かれた」などなど。
また、創作への熱い思いも飛び交いました。
創作活動時間を考慮して、就職先を決めた人。仕事をしていくうちに、自分が本当に創りたいものに辿り着いた人。
話すうちに、どんどん熱くなりました。
「次回は、テーマを絞って話し合うのはどうか」
「事前に話し合うことを知りたい」
「合評会もやりたいね」
設定した一時間半があっという間に過ぎていきます。「次回は」という言葉を、とても嬉しくかみしめました。 (のやまさよ)